弱溶剤と強溶剤、ニーズに合わせた塗料選び

 

外壁塗装に使われる塗料にはいくつも種類があります。使われている樹脂や溶剤で種類を分けることができます。その中から、建物のニーズに合わせた適切な塗料選びをおすすめします。

 

1、塗料の種類

 

塗料にはアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル塗料などがあります。名前は主に中の成分の合成樹脂で呼ばれています。合成樹脂はこのままでは塗料として成り立ちません。色をつける成分と添加物が加えられ、水や溶剤で溶かしたものが塗料として使われています。水で溶かされていれば「水性」、溶剤で溶かされていれば「油性」に種類分けできるでしょう。そして「油性」は「強溶剤」と「弱溶剤」に分けられます。

 

2、「油性塗料」と「水性塗料」の特徴

 

油性塗料、特に強溶剤はシンナーなどを使って溶かしたものです。溶かす力が強く乾きやすいという特徴があり、塗りムラを防ぎ、耐久性が良く、ツルッとした金属などでも塗装できると言われています。しかし強い臭いがあり、人体や環境に悪い影響を与える場合もあります。強溶剤は主にビルなどの建物で使用することが多いです。弱溶剤は、揮発性が低く環境への影響が比較的少ない性質を持っています。水やアルコールが代表的な弱溶剤で、塗料の薄め剤として使われることがあります。

水性塗料はシンナーの代わりに水を使って溶かしたものです。油性塗料に比べると臭いが少なく、人体や環境に大きな影響を与えないというのが特徴です。ツルッとした面では弾いてしまうので、下地に傷をつけてから塗るなどの手間がかかります。

 

3、ニーズに合わせた塗料選び

 

強度や耐久性にこだわりたい方、ペットやお子様にも優しい方が良いという方などニーズはご家庭によって違うと思います。どの塗料が一番ニーズに合っているのかで塗料を選ぶことをおすすめします。