1.劣化で艶が消える
外壁塗装は年数が経つにつれて紫外線や雨風などによって艶が消えていき、艶消しの様な状態になってしまいます。艶感を保ちたい場合は、全艶ではなく5分艶や7分艶にすると、やや控えめな艶を持ち、表面の不均一さや傷が目立ちにくく、光の反射も適度に調整されます。このため、艶感を保ちつつも、過度な光沢を避けることができます。
2.安っぽく見えてしまう
艶がある建物は綺麗に見えますが、過剰な艶は見え方によっては安っぽく見えてしまいます。また目立つ色にした場合、艶が目立ち過ぎて派手に見えてしまうかもしれません。安っぽく見えない様にするためにも控えめの色を選び、光沢度を下げた塗料を選ぶなどすることをお勧めします。
3.美観の維持
艶のある塗料は、美しい仕上がりをもたらしますが、時間が経つと傷や汚れが目立ちやすくなることがあります。そうなると当然、艶有りのメリットであるカビや藻に強い特徴もなくなってしまいます。艶の適度な調節を行うことで、美観を長期間にわたって維持することができます。特に、屋外での使用や高交通量のエリアでは、傷や汚れの目立ちにくい塗料が好まれます。
艶有り塗料はカビや藻に強い、光沢感、耐久性があるなど様々なメリットがあります。しかし、注意点もあるのでそれぞれを考慮した上で決めることが重要となるでしょう。
どの塗料にも言えますが、時間とともに劣化していき、色あせや変色が起こることがあります。選んだ色が劣化しても美しく見えるかどうかも考慮すると良いでしょう。