外壁塗装の色決めにおいて意識したい要素

 

1.塗装におすすめの色

外壁塗装や屋根塗装の色決めは、様々な要素を考慮する必要があります。

 

淡い色や落ち着いた色は、汚れとの色の差が少なく目立ちにくい色です。薄い緑は、コケ汚れを目立ちにくくします。

 

白・黒は中間色に比べると汚れが目立ちます。白は熱を吸収しにくく、暑さを軽減できます。

 

グレー・赤・茶色は紫外線を反射しにくく、虫除け効果を発揮できるかもしれません。

 

原色や多数の色を使用すると、景観を損なう可能性があります。落ち着いた色を選んでおくとよいでしょう。また多数の色は統一感もなくなります。

 

周囲の住宅や周辺環境にも配慮した、相性のよい色選びがおすすめです。市区町村ごとに、景観ガイドラインがある場合もあります。住宅の付帯との色相性も考えましょう。

 

2.色選びの注意点

面積によって、色の見え方は変化します。面積が広いほど、色が鮮明に見える点が特徴です。色見本帳を見る時は、A4サイズで提供してもらうとよいでしょう。実際の見え方との差が少なくなります。

 

色見本は太陽光に当てて、確認するとよいでしょう。天気や影なども参考にするといいです。昼間の時間帯に確認すると、実際の色が分かりやすくなるかもしれません。

 

業者によっては試し塗りで色を確認できるケースもあります。2段階程度、暗めのサンプル色を選ぶと、イメージと色の差が少なくなるでしょう。PCなどでもサンプルを確認できますが、表示設定などにより、実際の色と差が生まれる場合があります。

 

住宅の色選びは、好みの色はもちろんですが、景観も意識しましょう。さらに色の機能も考慮すると、経年劣化が目立ちにくくなります。